InfiniCloud株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役CEO:瀧 康史、以下InfiniCloud)は、仮想化ソフトウェアProxmox VEと、Vates VMSを、円払い、日本語サポート付きでライセンス販売を開始します。
Proxmox VE(KVM)は、オーストリアProxmox社の開発するKVMをベースとした仮想化オーケストレーションソフトウェアです。Vates VMS(Xen)は、フランスVates社の開発するXenをベースとした仮想化オーケストレーションソフトウェア(XenOrchestraとXCP-ngを含む)です。
どちらもオープンソースをベースとし、直感的なWEB UIを搭載し、仮想マシンのデータフォーマットもオープンな形式をそれぞれ採用しています。
また、VMware ESXiからの仮想マシンデータコンバート機能を備えており、簡単なWEB UIでマイグレーションを可能としています。また、仮想マシンデータ形式は、オープンな形式であるqcow2、VHDなどであるため、データの囲い込みなどを防ぐ形で仮想化環境を構築することが可能です。
今回のライセンス販売の特徴は、日本語での一次サポートを提供するだけでなく、日本円での請求書払いにも対応している点です。これにより、IT部門はもちろん、経理部門の負担も減らすことができます。ライセンスはそれぞれサブスクリプション型のソケットライセンスを採用しており、コア数に依存せず、年額でお支払いが可能となります。これらは、保守レベルに応じて、ライセンス金額が異なっています。
Proxmox VEライセンス プランと年額
- Community 24,000円/1CPU
- BASIC 72,000円/1CPU
- STANDARD 108,000円/1CPU
- PREMIUM 216,000円/1CPU
- Proxmox VEライセンス販売の詳細はこちら
Vates VMSライセンス プランと年額
- Essential 390,000円/年
- Essential+ 780,000円/年
- Pro 195,000円/host/年
- Enterprise 350,000円/host/年
- Vates VMSライセンス販売の詳細はこちら
※必要なライセンスの種類、数量により金額は異なります。詳しくはお問い合わせください。
【InfiniCloud株式会社について】
「クラウド」という言葉が生まれる前の2001年から、インターネットゲーム配信サービスやVPSサービスを開発・提供。2007年からは、当社のクラウド第一世代と言えるサービスを開始、ベンダーにとらわれない柔軟な設計により、多数のBCPを含むエンタープライズネットワークやシステムの設計・構築を行ってきました。
また、今回のProxmox VE、Vates VMSを用いて、プライベートクラウドサービス「High Response Private Cloud 6Gf」を提供しています。こちらのサービスでは、ライセンス販売版と異なり、2007年からの仮想化実績を活かしながらハイパーバイザー層を独自にカスタマイズし、ハードウェアも独自に用意しています。
プライベートクラウドは、オンプレミス環境との接続も容易で、ハイブリッドクラウド構築やDR(災害復旧)・BCP(事業継続計画)のための環境整備にも適しています。