高反応速度と高可用性を兼ね備えたブロックストレージ

Interconnected Storage 6Gtは、ダイレクトにインターコネクトされたブロックストレージです。エフェメラルディスクのような高反応速度を持ちながら、データが永続化されるため、データベースなどのレイテンシーに影響を受けやすいワークロードのパフォーマンス向上に最適です。
Enterprise NVMe SSDを搭載し、リード/ライト混在のアクセスでも2msec未満の応答速度を99.9999%という精度で保証します。また、転送バスにPCI Express Gen.4を採用し、最大32Gbpsもの高帯域を有するため、バーストアクセスが必要な配信サーバにも優位性を発揮します。
本サービスが利用可能なプライベートクラウドサービス
クラウドインスタンスのブート領域やデータ領域に最適なストレージ

Interconnected Storage 6Gtは、クラウドインスタンスのブート領域やデータ領域に最適なストレージです。
Private Cloud Dedicated Typeに接続され、ユーザーは容量やIO速度、転送速度に合わせてインスタンスを作成できます。インスタンスのリブート時も自動的にストレージが選択され、データは永続化されます。
NANDレベルでの冗長機能を備えており、高い可用性を実現しています。ただし、Compute Nodeの健全性にも影響を受けるため、データの冗長化は別の層で行うことを推奨しています。
インターネットエッジサーバや、データベースサーバに最適なストレージ

Interconnected Storage 6Gtは、数千分の1のレイテンシ時間と、高いIOや帯域幅を誇るブロックストレージです。また、Compute Node内に共有範囲を閉じることができるため、インターネットエッジサーバやデータベースサーバに最適です。
インターネットエッジサーバでは、リクエスト数の事前予想が難しいため、ロードバランサーサービスを経由して複数のCompute Nodeに分散したインスタンスに配置することで、スムーズにワークロードを分散できます。
また、Virtual RouterやVirtual Load BalancerなどのVirtual Applianceは、二系統の冗長配置が容易です。これらのVirtual Applianceは、ログのバーストライトなどの負荷にも耐えやすいInterconnected Storageと組み合わせることで、高速かつ高可用なシステムを構築できます。
さらに、データベースサーバなどのレプリケーション機能を活用することで、Interconnected Storageの速度を生かしつつ、冗長化を保つデザインパターンも可能です。
(*1) Private CloudのComputeNode層での保証値となり、インスタンス内での保証値ではありません。
スペック
名称 | Inter Connected Storage 6Gt | |||
---|---|---|---|---|
型番 | ES-LDH4 | ES-LDH8 | ES-LDH16 | |
容量 | 3.84TB | 7.68TB | 15.36TB | |
Seq.Read | 6,800MB/sec | 6,800MB/sec | 6,800MB/sec | |
Seq.Write | 5,300MB/sec | 5,600MB/sec | 5,600MB/sec | |
IOPS(read) | 1,000K IO/sec | 1,000K IO/sec | 1,000K IO/sec | |
IOPS(write) | 180k IO/sec | 250k IO/sec | 250k IO/sec | |
IOPS(Read/Write) | 300k IO/sec | 415k IO/sec | 520k IO/sec |
料金表
Interconnected Storage 6Gt
型番/スペック | 月額費用 | 初期費用 |
---|---|---|
ES-LDH4 / NVMe 3.84TB | 12,100 円/月 | 30,250 円 |
ES-LDH8 / NVMe 7.68TB | 20,900 円/月 | 52,250 円 |
ES-LDH16 / NVMe 15.36TB | 41,800 円/月 | 104,500 円 |
ES-LDH7S / NVMe 6.4TB ※Solaris SPARC Private Cloud専用 | 要見積 | 要見積 |
注意事項
- 2つ以上の契約でミラーリングを組み合わせることも可能です。
- Interconnected Storage 6Gtはプライベートクラウド 6Gs、6Gtシリーズでご利用できます。
- 全てのリージョンで同一料金となります。
- High Response Private Cloud、VMware Private Cloud 6GtのEPYCモデルでは最大12本、Xeonモデルでは最大10本まで搭載可能です。また、Solaris SPARC Private Cloudでは4本となります。
- Solaris SPARC Private Cloudは、ES-LDH7Sのみ利用可能です。
- 表示価格は全て税込です。また初期費用が別途(月額の2.5ヶ月分)必要です。
- 最低利用期間(1年)経過後は1ヶ月単位のご利用となります。