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InfiniCloud® AI

自社の「知能」を育て、所有する時代へ

完全隔離型のプライベートAI基盤。社内に散在するドキュメントを知識として取り込み(RAG)、組織の判断基準まで学習させ(Fine-Tune)、証拠に基づいて自律的に業務を進めるAgentic AIへ。データは一切、外部に出しません。

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InfiniCloud® AIとは

InfiniCloud® AIは、1GPUの最小構成から導入できる国産のPrivate AI基盤です。
社内文書・マニュアル・議事録といった「自社にしかない情報」を知識として取り込み、業務領域ごとに分離した知能ドメインとして運用します。Public AIに預けられない情報も扱えるのは、データが社内に閉じているからです。

ナレッジ・ログ・モデルのすべてがお客様の管理環境で完結し、外部LLM APIへプロンプトを送信することはありません。ソフトウェアではなく、自社で完全にコントロールできる知的資産を築くための基盤です。

 
1 GPU
からのスモールスタート
月額固定
従量課金なし
Air-Gap
ネット非接続環境でも運用可能
API
OpenAI互換で既存資産に接続

なぜ「Private AI」なのか

Public AIの利便性と、譲れないセキュリティ要件。そのジレンマは、どちらかを諦めることでしか解けないと思われてきました。

Public AIの課題

  • データ漏えいのリスク
    • 機密情報や個人情報を外部サーバーに送信することへの抵抗感。越境移転の法的根拠も問われます。
  • コストの不確実性
    • 従量課金による予算超過。為替やAPI価格改定の影響も避けられません。
  • 文脈理解の限界
    • 汎用モデルは、自社固有の用語・業務プロセス・暗黙知を理解できません。

ローカルLLMの限界

  • 「動かすだけ」では不十分
    • LLMエンジンを立ち上げただけでは、業務で使える実用的なAIにはなりません。
  • エンタープライズ機能の欠如
    • データパイプライン、RAG/Fine-Tuneエンジン、権限管理、監査ログ、API連携。本番運用に必要な基盤はすべて自社開発になります。
  • RAG止まりで終わる
    • 文書を1回検索して答えるだけ。計画も検証もしないため、根拠を問われる業務には使えません。

 

パブリックAI
汎用クラウドAI
プライベートAI ─ 推奨
InfiniCloud® AI
ローカルLLM
自端末完結の独立型
- 外部クラウドへデータ送信
- シャドーAIの発生
- 規制業種では利用制限
- 即日導入・常に最新モデル
- データは端末内で完結
- RAG構築は自社開発が必要
- ガバナンス管理が困難
- モデル更新も自社で実施

知識 → 知恵 → 知能

AIを「導入する」のではなく「育てる」。3つの段階で、汎用モデルが自社の専門家になります。

STEP 01
知識(Knowledge)
= マニュアル担当者(RAG)

社内ドキュメント・マニュアル・URLを投入。必要なときに原典を参照し、根拠(Reference)を示して回答します。ドキュメントを更新すれば即座に反映されます。

STEP 02
知恵(Wisdom)
= ベテラン専門家(Fine-Tune / LoRA)

投入した知識からQ&Aデータを自動生成(AutoQA)して学習。組織独自の判断基準・文体・暗黙知がモデル内部に定着します。

STEP 03
知能(Intelligence)
= 自律的に動く専門家

継続的な学習サイクルを通じて、AIが組織の分身になる。業務領域に特化し、自律的に価値を生み出します。

RAGとFine-Tuneの違い
RAGは「その都度、参考書を見る」方式で知識は外部にあります。Fine-Tune(LoRA)は「何度も研修して体に叩き込む」方式で、知識と思考様式がモデル内部に定着します。InfiniCloud® AIは、その両方を1つの基盤で運用します。

知能ドメイン ─ 部署・案件ごとにAIを分離する

全文書を1つのRAGに混ぜない。1つのAI基盤の中に、役割の異なる複数の「専門担当者」を定義します。

ドメインごとに分離して管理できる項目

パーソナリティ役割・口調・禁止事項(ガードレール)を定義
知識の投入PDF・Word・Markdown・HTML・URLを直接投入(ZIP一括も可)
知識の確認チャンク化された登録済みナレッジを一覧で検証
知恵/学習蓄積量に応じてFine-Tuneを実行
アクセスと管理どのユーザー・グループが利用できるかを制御

▲ 管理画面(知能ドメイン)▲ 管理画面(知能ドメイン)

 

RAGの次へ ─ 証拠から答えるAgentic AI

多くのローカルLLMは「1回検索して答える」ところで止まっています。InfiniCloud® AIは、計画・収集・検証の自律ループを回し、証拠が揃うまで答えません。進化の本質はモデルの大きさではなく、仕組みです。

従来のローカルLLM
質問 → 生成 → 回答

学習済みの知識だけで即答する一問一答。知らないことも「それらしく」答えてしまい、根拠を示せません。

InfiniCloud® AI
計画 → 収集 → 判定 → 検証 → 回答

Plannerが計画を立て、社内データ・Web・プラグインから証拠を収集。証拠が足りなければ自ら再探索し、Verifierが原文と突合してから回答します。


証拠台帳(Evidence Store)

回答中のすべての主張が証拠レコードと紐づき、出典リンクとして辿れます。検証は要約ではなく原文で行うため、要約時の誤りまで検出できます。「なぜその回答か」を後から説明できる仕組みです。

ハーネス・エンジニアリング

ツール接続・権限制御・出力検証・自動リトライ・監査・状態管理。LLMを「使えるAgent」にするための周辺基盤を、最初から備えています。

Skills & Workflows

議事録作成・フォルダ要約・新旧規程の差分表など、AIの使い方そのものを「部品」にして部署へ配布。ファイルを置いてコマンド1つで成果物が残ります。実行前に必ず確認するhuman-in-the-loop設計です。

▲ Agent Loop 概念図▲ Agent Loop 概念図

データ主権を守り抜くセキュリティ設計

AI Agentを動かす端末そのものが情報漏洩の踏み台になりうる時代。統制下に置くことが前提です。

完全隔離(Air-Gap)

インターネットに接続しないクローズドネットワークでの運用が可能。外部のLLM APIへプロンプトやデータを一切送信しません。必要に応じて、Web検索によるエビデンス確認だけを許可する設定も選べます。

データ主権

ナレッジベース・ログ・モデルのすべてがお客様の管理環境内で完結。個人情報は社内のみに保存されるため、越境移転(GDPR/個人情報保護法)の論点が発生しません。営業秘密・NDA情報もサーバー外に出ません。

厳格な内部統制

RBAC(ロールベースアクセス制御)、監査ログ、ステップアップ認証。LDAP/OAuth2に対応し、Active Directory・Entra ID・Google IDなど既存の認証基盤と統合できます。


PoCで終わらせない、運用機能を最初から

ローカルLLM+RAGでは個別に作り込むことになる領域を、基盤として標準装備しています。

ユーザー・権限管理
グループ・カスタムロール単位のRBACを管理UIで完結
LLMプール・モデル切替
用途・ドメインごとにモデルを割当て、サーバースペックに合わせて設定
RAG状態の監視
文書の取り込み・索引の状態を常時可視化
タスクログ・監査ログ
インポートやFine-Tuneジョブまで全操作を時系列で記録
知能ドメインの追加
部署・案件の増設を管理画面から展開
OpenAI互換API
base_urlを差し替えるだけで既存のSDK・開発資産がそのまま動く

▲ 標準搭載のチャット型UI▲ 標準搭載のチャット型UI

利用者には使い慣れたチャット型UIを標準搭載。スレッドごとに分野別の会話をまとめ、知能ドメインを選ぶだけでその分野の専門家として振る舞います。ゲストモードでは会話がサーバーに蓄積されません。チャットUIを作り直さず、業務システム側からAPIで直接呼び出すこともできます。

 

活用シーン

「特定の社員に知識が集中している」「FAQや規定はあるのに使われていない」。そこが出発点になります。

社内向け
社内規定・マニュアル検索

課題 就業規則・経費精算・稟議フローの問合せが人事・総務に集中。

解決 自然文で質問するだけで社内文書を横断して回答。Reference付きで根拠も明確。

問合せ工数を大幅削減

顧客対応
カスタマーサポート補助

課題 製品FAQ・返品ポリシー・操作手順を、毎回担当者が複数文書を調べて対応。

解決 FAQや対応手順をナレッジ化。どの担当者でも即座に正確な対応方法を参照できる。

営業・法務
提案生成・契約書支援

課題 提案書作成や過去事例の探索に時間がかかり、商談準備が遅れる。

解決 提案テンプレート・競合比較・過去事例をAIが即時参照。契約書のリスク箇所チェックにも活用。

準備時間を短縮

3つの導入形態と、予算が読める料金

お客様の環境に合わせて、提供形態を選べます。いずれもGPU単位の定額課金で、従量課金はありません。

MODEL 01
ソフトウェアサブスクリプション

お客様(またはパートナー)が用意したGPUサーバーへ導入。インターネットダウンロードまたはUSBメモリで納品し、マニュアルに沿って環境構築します。

既にGPU環境をお持ちの場合に

MODEL 02
ハードウェアアプライアンス

推論処理に最適化した軽量・セキュアな専用機として提供。ハードウェアとソフトウェアが検証済みの組み合わせで届くため、構築の手間がありません。

MODEL 03
プライベートクラウド

占有環境に御社専用AIを構築し、VPN経由で社内から安全に利用。ハードウェア調達なしで始められ、リソースの増減にも対応します。

GPU単位の定額課金利用量に左右されない固定月額。予算が立てられます。
従量課金なしトークン課金がないため、社内展開のブレーキになりません。為替やAPI価格改定の影響も受けません。
1GPUから/PoC可スモールスタートで検証し、必要に応じてGPUを追加できます。

推奨マシンスペック

VRAMを増やすほど、より大きなLLMを利用でき、同時接続数も拡大できます。

CPUXeon 第3世代以降 / EPYC 第3世代以降
メモリ256GB 以上を推奨
ストレージOS+LLMのウェイトで 500〜700GB 程度。加えて、ユーザー領域/知能ドメイン単位のストレージ(NASのイメージ)を、投入する根拠情報ファイル量に応じて確保します。
GPU(ミニマム)NVIDIA L40S 等(VRAM 24〜40GB 程度)/機能を絞った検証向けの構成
GPU(ミディアム)H100 / H200 または RTX PRO 6000 Blackwell ×1(VRAM 80〜96GB)/一般的な業務利用に対応するベーシックな構成
同時接続の目安長文解釈には1セッションあたり32kトークン程度が必要です。80〜96GBクラスのGPUでは、128kトークン設定のモデルを2系統(4並列×2=8セッション)まで運用できます。

※ 記載のスペックは目安です。用途・同時利用者数に応じて最適な構成を設計してご提案します。

導入フロー

Step 1. お問い合わせWebサイトよりお気軽にお問い合わせください。
Step 2. 要件定義・ヒアリングオンライン/オフラインでミーティングを設定し、想定用途・同時利用者数・対象ドキュメントを確認します。
Step 3. ご提案・お見積り導入形態と構成を設計し、固定月額でのお見積りを提出します。PoCからの開始もご相談ください。
Step 4. 環境構築・動作確認セットアップ後に動作確認を実施し、VPN接続・公開とモニタリングを開始します。
Step 5. ナレッジ登録・運用ドキュメントを整理して知能ドメインに登録。情報が蓄積されてきた段階でFine-Tuneを実施し、継続的に精度を高めます。
継続的な拡張性

新しいベースLLMが登場した際も、学習させた知識やLoRA差分を引き継いでモデルをアップデートできます。ソフトウェアアップデートはインターネットまたはUSBメモリで提供し、Air-Gap環境でも継続運用が可能です。

InfiniCloudが選ばれる理由