サーバの初期化
Solaris 11 x64 VPS/クラウド サーバの初期化
「Solaris 11 x64 VPS/クラウド」では、Solaris 11のBoot Environment(ブート環境: BE)機能を利用して、短時間でシステム領域をBE作成時点まで戻すことが可能です。
また、初期出荷時のBEは「FactoryReset」という名前で保存されていますので、このBEを利用してシステム領域を初期化することが可能です。
- 初期化の対象はシステム領域のみです。ホームディレクトリなどのユーザ領域は対象とはなりません。
- お客様が個別に作成したZFSファイルシステムは削除されません。
サーバを初期化する
以下は、BE: FactoryResetから運用のためのBE: solaris-20130101を作成し、システム領域を初期化する場合の例です。
1. BE: FactoryResetから新しいBE: solaris-20130101を作成し、同時に有効化します。
# beadm create -a -e FactoryReset solaris-20130101
2. サーバを再起動します。例はinitコマンドの場合です。
# init 6
- ご注意
- BE: FactoryResetを直接有効にして出荷時の状態に戻すと、その後のシステム変更はBE: FactoryResetに上書きされてしまいます。
- システム領域を出荷時の状態に戻すことができなくなってしまいますので、直接BE: FactoryResetを有効にすることはおやめください。