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Blastwave Package(csw)について

CSW - Community SoftWare from Blastwave.org

CSWは、blastwave.orgで配信されている、Solaris8,9,10 / OpenSolarisのためのフリーソフトウェアパッケージ集です。OpenSolarisのレポジトリにはない、様々なフリーソフトウェアが収録されております。

OpenSolarisのpkgコマンドとは異なり、独自のpkgutilというコマンドによって、ソフトウェアのインストールを行います。

注)Solaris11で動作はいたしますが、動作が保証される物ではありません。
 

主な特徴

  • Solaris 8〜10、OpenSolaris用
  • 対応ソフトの点数がとても多い
  • pkgutilコマンドを利用してインストールを行う
  • OpenSolaris専用ではないため、IPS(pkgコマンド)ではコントロールできない
  • ソフトウェアの大半は、/opt/csw以下にインストールされる
  • すでにシステムに存在するものも、必要な場合、/opt/cswにインストールする
  • 無料、及び、無保証
  • 日本のオフィシャルミラーは、当社(JUSTPLAYER)にて行っている

Blastwave cswの利用方法

事前準備

pkgutilはいくつかの外部プログラムを利用するのでIPSから、それらのプログラムをインストールします。

pfexec pkg install -v SUNWwget SUNWperl584core SUNWperl584usr SUNWpkgcmds

pkgutilのインストール

pkgutilコマンドをインストールします。

pfexec pkgadd -d http://dist.justplayer.com/csw/pkgutil_i386.pkg
## Downloading...
..............25%..............50%..............75%..............100%
## Download Complete


The following packages are available:
  1  CSWpkgutil     pkgutil - Installs Solaris packages easily
                    (i386) 1.5,REV=2009.04.09

Select package(s) you wish to process (or 'all' to process
all packages). (default: all) [?,??,q]: all

ここで、allとタイプします。

Processing package instance <CSWpkgutil> from <http://dist.justplayer.com/csw/pkgutil_i386.pkg>

pkgutil - Installs Solaris packages easily(i386) 1.5,REV=2009.04.09

Please see /opt/csw/share/doc/pkgutil/license for license information.

## Processing package information.
## Processing system information.
## Verifying disk space requirements.
## Checking for conflicts with packages already installed.
## Checking for setuid/setgid programs.

This package contains scripts which will be executed with super-user
permission during the process of installing this package.

Do you want to continue with the installation of <CSWpkgutil> [y,n,?] y

ここで、yとタイプします。

Installing pkgutil - Installs Solaris packages easily as <CSWpkgutil>

## Installing part 1 of 1.
/etc/opt/csw/pkgutil.conf.CSW
/opt/csw/bin/bldcat
/opt/csw/bin/chkcat
/opt/csw/bin/pkgutil
/opt/csw/etc/pkgutil.conf.CSW
/opt/csw/libexec/pkgutil/wget
/opt/csw/share/doc/pkgutil/license
/opt/csw/share/doc/pkgutil/readme
/opt/csw/share/man/man1/pkgutil.1
/var/opt/csw/pkgutil/admin.CSW
[ verifying class <none> ]
## Executing postinstall script.


Installation of <CSWpkgutil> was successful.

レポジトリの参照先を変える

デフォルトでは、海外のレポジトリを参照するため、日本のミラーに設定を変更します。

pfexec sh -c 'echo mirror=http://dist.justplayer.com/csw/stable >> /opt/csw/etc/pkgutil.conf' 

利用方法

ここでは、簡単な利用方法を説明します。

レポジトリのリフレッシュ

ローカルのカタログを、最新のレポジトリと同期させます。

pfexec /opt/csw/bin/pkgutil -U

レポジトリにあるソフトウェアの一覧

/opt/csw/bin/pkgutil -a

レポジトリのソフトウェアの検索例

/opt/csw/bin/pkgutil -a | grep ソフトウェア名

ソフトウェアのインストール

一覧で一番左のものがソフトウェア名です

pfexec /opt/csw/bin/pkgutil -i ソフトウェア名

例)

pfexec /opt/csw/bin/pkgutil -y -i rcs

依存関係も含め、関係する物に全てyesと応えてrcsをインストールします。

インストール済みソフトウェアの一覧と比較

インストール済みのcswパッケージの一覧と、最新版かどうかの比較を行います。

/opt/csw/bin/pkgutil -c

出力例

package			  installed		    catalog
CSWcommon                 1.4.5                     SAME                     
CSWdiffutils              2.8.1,REV=2005.11.10      SAME                     
CSWpkgutil                1.5,REV=2009.04.09        not in catalog           
CSWrcs                    5.7,REV=2006.01.10        SAME                     

catalogの行がinstalledに比べて新しい場合、アップデートを行うことができます。

ソフトウェアのアップデート

インストール済みのソフトウェアのアップデート方法

pfexec /opt/csw/bin/pkgutil -y -u パッケージ名

下記のように行うことで、アップデートが存在する全ての物がアップデートされます。

pfexec /opt/csw/bin/pkgutil -u

※要注意。pkgutilはIPS(pkgコマンド)と異なり、アップデートはアンインストール&インストールです。しばしば、アップデートには人間の判断が必要なことがあります。

ソフトウェアのアンインストール

ソフトウェアのアンインストール方法。

pfexec /opt/csw/bin/pkgutil -r パッケージ名

依存する、そのパッケージしか使われてないものは、自動的に削除されます。

ソフトウェアのアップデートチェック

下記の物をcron等で設定しておきましょう。

pfexec /opt/csw/bin/pkgutil -U && /opt/csw/bin/pkgutil -e あなたのメールアドレス

注意事項

  • cswのパッケージは、コミュニティにて実現しており、無料かつ、無保証で利用できます。
  • ほとんどのアプリケーションは、配布ソフトウェアのデフォルトの場所(大抵は/usr/local以下)ではなく、/opt/csw以下にインストールされますが、一部のアプリケーションは、それ以外の所にインストールされることがあります。
  • Solaris 10 / OpenSolarisで利用されるSMF用のMANIFESTは用意されないことが大半です。
  • アプリケーションは、ソフトウェアのデベロッパーが作成した形でそのままインストールされることが多いため、設定・起動を簡単にするようなサンプル設定ファイルが存在しないこともあります。
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