Solaris SPARC Private Cloud(SSPC)のOSコンパチビリティガイド(リフト移設時のバージョンガイド)
当社のSolaris SPARC Private Cloud(SSPC)で利用しているSPARCハードウェアは、最新版となるSPARC M8、あるいはS7になります。
以下の表はSSPCへのリフト移設時のOSコンパチビリティです。
ご利用中のOS version? | クラウドへリフト移設後のゲストドメインOSバージョン | 移設方法 | リフト可否 | ||
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メジャー | マイナー | リリース名 | |||
Solaris 8 | Solaris 10(最終版)上でLegacy Zone(※1) | Flash Archive | △ | ||
Solaris 9 | Solaris 10(最終版)上のLegacy Zone(※1) | Flash Archive | △ | ||
Solaris 10 | 1/05 | Solaris 11.4上のSolaris 10 Legacy Container。 (※2) 限定的な条件下で、Solaris 10 1/13 + 最終版のCritical Patch Unit(CPU) の利用が可能です。 | Flash Archive | ○ | |
u1 | 1/06 | ○ | |||
u2 | 6/06 | ○ | |||
u3 | 11/06 | ○ | |||
u4 | 8/07 | ○ | |||
u5 | 5/08 | ○ | |||
u6 | 10/08 | ○ | |||
u7 | 5/09 | ○ | |||
u8 | 10/09 | ○ | |||
u9 | 9/10 | ○ | |||
u10 | 8/11 | ○ | |||
u11 | 1/13 | ◎ | |||
Solaris 11 | 11 | 11/11 | 11.4上で再インストールしていただく必要があります。(※3) | なし | × |
11.1 | 10/12 | × | |||
11.2 | 4/14 | 11.4上のKernel Zoneへの移設 | Unified Archive | ○ | |
11.3SRU9未満 | 10/15 | 11.4上のKernel Zoneへの移設 | Unified Archive | ○ | |
11.3SRU9〜23 | アップデート無しで動作可(SPARC S7以降) | Unified Archive | ◎ | ||
11.3SRU24〜 | アップデート無しで動作可(SPARC M8以降) | Unified Archive | ◎ | ||
11.4 | アップデート無しで動作可 | Unified Archive | ◎ |
※1 Solaris8/9のリフトは、Solaris10(最終版)の上にLegacy Zone(コンテナ)としてで移設、動作が可能になります。ただしカーネルはSolaris10となるため、カーネル依存のソフトウェアは動作しない場合があります。
※2 Solaris 10をFlash Archiveを用いて移設する際には、2つの方法を選ぶことができます。1つめの方法は、Solaris 11のカーネルの上でSolaris 10 Legacy Zone利用する方法で、移設時に必要最低限のパッチがあたります。ただしカーネルモジュールは動作しません。2つめの方法はSolaris 10 カーネルを利用する方法ですが、最終版のSolaris 10(1/13)+最新のCritical Patch Unit(CPU)の環境にインストールしていただく、あるいはその上でNative Zoneとして動作していただくこととなります。一般に、アプリケーションはカーネルモードでは動かないため、OSイメージをそのまま可動できるSolaris11.4上のSolaris 10 Legacy Zoneが互換性が高くなり、Solaris 10カーネルを用いた場合は、強制的にSolaris 10(1/13)最終版+Critical Patch Unit(CPU)の最新版へのアップデートが必要となってしまいます。
※3 11/11.1には、システムのアーカイブ手法がありません。