bind9
BIND9.3 のインストール・起動
諸情報
主たるパッケージ名 | SUNWbind | |
SMFのFMRI | svc:/network/dns/server:default | |
インストールパス | 設定 | /etc/ |
コンテンツ | /var/named/ | |
プログラム | /usr/sbin/ | |
ログファイル | SMFログ | /var/svc/log/network-dns-server:default.log |
インストール
# pkg install -v SUNWbind Creating Plan | Before evaluation: UNEVALUATED: +pkg:/SUNWbind@9.3.5.2,5.11-0.101:20081119T214547Z After evaluation: None -> pkg:/SUNWbind@9.3.5.2,5.11-0.101:20081119T214547Z Actuators: restart_fmri: svc:/system/manifest-import:default None DOWNLOAD PKGS FILES XFER (MB) Completed 1/1 22/22 0.93/0.93 PHASE ACTIONS Install Phase 59/59 PHASE ITEMS Reading Existing Index 9/9 Indexing Packages 1/1
設定
ディレクトリの作成
ゾーンファイルなど設置するためのディレクトリを作成します。
# mkdir /var/named # mkdir /var/named/zone/ # mkdir /var/named/dump/ # mkdir /var/named/stats/ # mkdir /var/named/log/
named.conf の作成
サンプルとなる設定ファイルは一切提供されていませんので named.conf のオプション (Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)) - Sun Microsystems:http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-0382/dnsref-13?l=ja&a=view: を参考に、/etc/named.conf を作成します。
ディレクトリの作成で作成したディレクトリにゾーンファイル、ログファイルなどを置きますので、一例ですが次のように設定を行います。
options { directory "/var/named"; pid-file "/var/run/named.pid"; dump-file "/var/named/dump/named_dump.db"; statistics-file "/var/named/stats/named.stats"; }; logging { channel default { file "/var/named/log/named.log" versions 100 size 100m; severity info; print-severity yes; print-time yes; print-category yes; }; category default { default; }; };
また、必要であれば、rndcからアクセスできるよう、named.conf に keyの設定、及び、/etc/rndc.conf の作成を行います。~作成には、次のコマンドが便利でしょう。
# /usr/sbin/rndc-confgen
あとは、zoneの定義及びzoneファイルの作成を行います。
設定が完了できましたら、
# /usr/sbin/named-checkconf
エラーが出ないことを確認します。
その他の設定
- 起動するbindのユーザの設定
- ログの出力設定
- セキュリティー設定
- hint ファイルの設置/設定
- forwarders の設定
などがあげられます。
サービスの起動と停止
起動
svcadm enable svc:/network/dns/server:default
停止
svcadm disable svc:/network/dns/server:default
再起動
svcadm restart svc:/network/dns/server:default
FAQ
named.conf などを提供してほしい
Solarisではnamed.confは提供されていません。環境に応じて大きく異なるため、マニュアルを読み、必要に応じてnamed.confを作成する必要があります。
そのため、テンプレートとなる物は存在しませんが、FreeBSDといった他のOSの設定ファイルをそのまま利用することが可能です。
参考までに、FreeBSDで配布されている物を使用して動作することは確認していますが、パスなどは適時書き換える必要があります。
- FreeBSD CVS Repository - src/etc/namedb/:http://www.jp.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/src/etc/namedb/
named.root のhintファイルはどこにありますか?
下記のアドレスがプライマリの配布元となりますので、ルートサーバのIPアドレスが変更があった場合手で更新する必要があります。~自動的に更新されるよう、cronで仕掛けておくのも一つの手となります。
- ftp://FTP.INTERNIC.NET/domain/named.root
- ftp://RS.INTERNIC.NET/domain/named.root
関連情報
- BIND documentation - Internet Systems Consortium:https://www.isc.org/files/Bv9.3ARM.pdf
- 第 3 章 DNS の設定と管理 - Sun Microsystems:http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-0382/dnsadmin-1?l=ja&a=view