HRPC KVM版の申込み〜利用開始まで
事前準備
HRPC KVM版の申込み前、あるいは同時期に下記のものを準備する必要があります。
- ネットワークの準(必須)
- 接続するネットワークセグメントを用意するため、Virtual Network Switch(VNS)の申込みをする必要があります。詳しくは、サポート情報/マニュアル/仮想ネットワークスイッチ(VNS)をご覧ください。
- メインストレージの準備(必須)
- High Response Private Cloudのサーバ構成を参照し、HCI型、3Tier型、IaR型を選んでください。
- HCI型
- HRPCは基本、同スペックのモデル3台以上が必要です。同時に契約をする場合、最大24台までの構成が可能です。
- Interconnected Storageの契約が別途必要です。全てのホストに、同容量のICSを用意する必要です。
- 搭載した全ICS容量の1/3が利用容量の目安としてみることができ、その7〜8割を利用することを目安としてください。
- ProxmoxのHA機能が利用可能となります。
- 3Tier
- HRPCは基本、同スペックのモデル2台以上が必要です。
- Enterprise Storage 6Gt(ES)の契約が別途必要です。ストレージ冗長を考える場合、2契約の申込みが必要となります。
- 冗長構成の場合、ES側で必要な数のESB(LUN)を作成し、仮想OS側でミラーリングの設定をする必要があります。
- 単系+ESレプリケーション機能を利用する場合、File Storage(ESF)を作成する必要があります。ESFはNFSプロトコルとして利用可能です。
- ProxmoxのHA機能が利用可能となります。
- IaR型
- HRPCは基本、同スペックのモデルが2台以上必要です。
- 仮想マシン毎に、レプリケーション設定が必要です。
- バックアップストレージの準備(オプション)
- 別途、Backup Storage 6Gtを契約が必要です。
- BSFを作成し、定期的にバックアップを設定します。バックアップはフルバックアップのみが可能で、zstイメージが作成されます。
申込み
HRPC KVM版の申込みには下記が必要です。
見積作成時に必要な情報
リージョン | 関東、中部、関西、九州から選択します。 | |
---|---|---|
サービスタイプ | Dedicatedリソースタイプのみ選択できます。 | |
モデル | AMD EPYC 4thGen 9004 Series 64Threads /384GB AMD EPYC 4thGen 9004 Series 64Threads /768GB AMD EPYC 4thGen 9004 Series 128Threads /1536GB Intel Xeon SP 4rdGen Icelake SP 48Threads /256GB Intel Xeon SP 4rdGen Icelake SP 48Threads /512GB ※その他特殊モデルがある場合があります。 | |
サーバー構成タイプ | HCI型、3Tier型、IaR型から選択します。 | |
関連サービス | Interconnected Storage | 契約の有無。容量。契約数。 |
Enterprise Storage | 契約の有無。容量。数と構成。 | |
Backup Storage | 契約の有無。容量。数と構成。 |
納品前に必要な情報
納品前に下記の申請をする必要があります。
VDC (データセンター名) | HRPCは仮想データセンターの単位で管理され、1リージョンに複数設置することが可能です。 仮想データセンターの単位で、サーバをグループ化します。データセンター名は、Proxmoxのサーバー表示の際にグループとして管理されます。データセンター内で動いているノード(サーバー)は、基本的に同じ構成となり、収容される仮想マシン(HRインスタンス)はオンラインマイグレーションが可能です。 また、同一データセンター内で、HCIモードの場合は共有ストレージを作る事が可能です。 新規申込みの場合、新規とご記入ください。すでにご利用中の、データセンター名がProxmoxの左上に表されているので、その名称をご記入ください。 標準では「PVEC数字」の名前が使われます。 |
---|---|
データセンター毎の所属ノード(ホスト) | どのデータセンターに、どのノード(ホスト)を入れるかを決めます。 |
ホストに接続するICS | どのホストにどのICSを配分するか決めます。 ・HCIで申込みをした場合、原則、全てのホストに同じ容量の同じICSが搭載されます。 ・IaRの場合、対となるサーバーがありますが、完全に同じになる必要はありません。 ・3Tier型の場合、ICSはデプロイされません。 |
IPアドレス制限 | HTTPSゲートウェイ経由でプライベートクラウドをコントロールするProxmox(クラウド管理画面)にアクセスする際、IPアドレス制限をかけたい場合は別途申請を行います。 デフォルトでは「日本のIPアドレス空間」のみに制限されているため、稀に日本以外のIPアドレス空間と判定された場合、アクセスできないことがあります。接続ができない場合は、担当営業までご連絡ください。 |
SSLクライアント証明書 | HTTPSゲートウェイにアクセスする為には、SSLクライアント証明書のインストールが必要です。 事前に、サポート情報/マニュアル/クラウド管理画面を参照し、準備をしておいてください。 |
ホストとなる物理サーバ毎に、ノード名が発行されます。
ノード名は以下となります(XXXは数字)。
hrpc-nodeXXX
また、仮想データセンター単位で、仮想データセンター名が発行されます(XXXは数字)。
PVECXXX
納品時にお渡しする情報
利用開始時には、下記の情報が伝達されます。
アクセスURL | HTTPSゲートウェイを経由したアクセスURLが案内されます |
---|---|
Proxmox VE アカウント情報 | ログインID、パスワードが案内されます |