大規模災害を想定したクラウド拠点データセンター
国内において、大規模な災害が無視できない以上、企業はディザスターリカバリやBCP(事業継続計画)を踏まえた災害危機管理が重要な課題となります。
InfiniCloudのインターネットサービスは大規模災害に備え、当社クラウド基盤の拠点データセンター選定時に、大規模災害に耐えうるデータセンターの選定基準を設けています。
【データセンター選定基準(一部抜粋)】
電源設備 | - 多系統受電であること
- 冗長構成の無停電電源設備と、非常用発電設備が完備されていること
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空調設備 | - 多系統空調設備であること
- 高密度サーバーに対する放熱性能が、四季を通じて一定以内に収まること
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防火・消火設備 | - 防火壁が完備されていること
- 機器に影響を与えない窒素系ガス等を利用した自動消火設備があること
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耐震・免震構造、地盤、拠点など | - フロア単位・ラック単位ではなく、ビル全体での免震構造または耐震構造を持つこと
- 免震構造の場合は多重化された構造を持つこと
- 歴史上地盤の安定性が一定以上あること
- 埋立地などではないこと
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ネットワーク | - 国内外において十分なバックボーンを持つこと
- 冗長構成であり、日本国内の東西拠点に対して複数ルートの引き込みがされていること
- 国内における当社が設置したサンプル拠点より、一定未満のRTT(ラウンドトリップタイム)を持つこと
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津波対策 | - データセンターの立地が海岸線または防波堤より5km以上離れ、かつ一級河川より1km以上離れていること
- データセンターの立地が海抜12m以上であり、電源設備を含む機器設置場所が海抜25m以上であること
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セキュリティ対策 | - 入退室管理
- 当社または当社による保守委託会社の決められた人物のみの入退室が厳密に管理できること
- 施錠管理
- 24時間365日稼働する監視カメラが完備されていること
- 国際情報セキュリティ規格「ISO/IEC27001」を取得していること
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複数のデータセンターに分散配置
InfiniCloudのクラウドのファシリティは、2022年末の段階で下記の拠点に分散配置しています。
※そのほか用件内容に応じたDCを、用途別に利用することがあります。
※拠点は弊社閉域網により接続されています。