DC内結線タイプ
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製品仕様

DC内結線タイプについて

ポートと回線種別

DC内結線タイプの責任分界点は、あくまで当社のPoP(Point of Presence)にある収容パッチまでとなります。

対応リージョン関東、中部、関西、九州
物理層RJ45/SFP/SFP+/SFP28/QSFP+/QSFP28
メディアタイプ1GBase-T/1GBase-LX/10GBase-T/10GBase-LR/10GBase-BX(BiDi)/25GBase-LR/25GBase-BX(BiDi) 等
VLAN(802.1Q)可能(※一部利用不可能なVLAN番号あり)
帯域1x1Gbps/2x1Gbps/2x10Gbps/2x25Gbps
冗長可。例:リンクアグリゲーション(802.3ad/802.1AX-2008)。Static/Dynamic(LACP),Long等。
接続レイヤーL1/L2
責任分界点当社ラック内パッチまで

ただし、当社よりサードパーティ(第3社)の回線ベンダーを手配することも可能です。

ユーザ手配
関東、関西、中部、九州それぞれのリージョンで指定の場所まで回線を手配していただき、接続をします。
当社手配
当社にて回線手配ができるサードパーティーをご紹介し、ユーザ拠点まで回線接続します。

責任分界点は次の通りです。

Private Connect DC.png

図のとおり、ユーザ拠点と当社拠点の間は、回線業者の責任分界点となります。

サードパーティ回線に関して

当社から手配できるサードパーティの回線価格は、当社クラウドのPoPからユーザ拠点のデータセンター、オフィス、その他工場などの距離に応じて異なります。

また冗長手法についても、状況に応じて詳細調査が必要となるため、別途打ち合わせが必要になります。当社お問い合わせ窓口、あるいは担当営業までご相談ください。

よくある質問

回線速度や安定性はどの程度見込むことができますか?

同一DC間での通信の場合、ラック間接続と同等になるため、安定した回線、低いレイテンシで接続することが可能です。

サードパーティ回線を経由する場合は、当社のサービスではないため、回線品質はそのサービス内容によって異なりますが、専用回線の場合は、ワイヤーレートを出すことも可能です。たとえば東京都区内などであれば、ほとんどレイテンシを無視した接続が可能です。

ただし、利用しているアプリケーションや距離によっては、レイテンシが長めとなり想定する速度が出ない可能性はありえます。

回線の冗長化は可能ですか?サードパーティーの回線はシングルではいけませんか?

DC内結線タイプは、2ポート単位での提供ですので、冗長化して利用する事を前提としています。一般にはLACPをつかったリンクアグリゲーションとなりますが、状況に応じて様々な手法をとることが可能となっています。

サードパーティー回線を準備するとき、マネージド回線(中間点を冗長化する回線)や、シングル回線があります。マネージド回線で中間点が冗長している場合でも、当社収容機器や、ユーザ拠点のネットワーク機器のメンテナンスなどで、ダウンタイムが発生する事があります。これらを防ぐためには、経路を完全に冗長したシングル回線を2系統接続する方がよいでしょう。

接続先リージョンは何が選べますか?

サードパーティーのネットワーク回線は、様々な手法があり一概に言うことはできませんが、一例として下記が上げられます。詳しいことはお問い合わせ、あるいは担当営業までご相談ください。

ユーザ拠点当社PoP拠点
東京都均衡関東リージョン
静岡、名古屋近郊中部リージョン
大阪府近郊関西リージョン
福岡県近郊九州リージョン

タグVLAN(802.1q)は、どのように流すことが可能ですか?

タグVLANを利用する場合、その管理表が必要となります。

現時点で、当社にてダッシュボードなどの提供がされていないため、当社営業経由にて、下記の情報が記載されたリストをご提出ください。

例:

お客様拠点のVLAN番号VLAN名受入先VLAN番号
アンタグLAN04857(※1)
2WAN04858(※1)

※重複を避けるため、あえてあり得ない数字を入れてあります。この番号はご利用時に当社より採番されます。
※VLAN名はHigh Reponse Private Cloud、VMware Private Cloud、その他Storage製品などで利用されます。
※受入先VLAN番号は、Solaris SPARC Private Cloud等で利用します。

STPなどの利用は可能ですか?

STPが流れるBPDUパケットは、当社収容機器側で除去されるため、利用する事は出来ません。

ループ検出等を行っておりますか?

ユーザ拠点側でのループ検出のため、当社側のスイッチからはループ検出パケットが定期的に発報されています。ユーザ拠点側でループを検出した場合、一時的に収容機器側での安全のためにポートダウンが自動的に行われます。

ループ状態の解消後、当社、お問い合わせ窓口か、担当営業までご連絡ください。

L2ではなく、L3で接続したい場合はどのようにすればよいでしょうか?

High Response Private Cloud(HRPC)上にて、ソフトルータの設置をお薦めしています。利用可能なソフトルータは、OPNsense、FortiGate(UTM)などです。

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