製品仕様
フレッツ光ネクストタイプについて
回線種別
NTTフレッツ光ネクストタイプは、ラストワンマイル回線に、NTTのNGN網を利用して接続します。これらの回線は、ご利用する拠点によってことなります。
- NTT東日本 区域
- フレッツ光ネクストファミリー・ギガライン(IPv6契約が必要)
- NTT西日本 区域
- フレッツ光ネクストファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼(IPv6契約が必要)
この回線はお客様にてご用意いただきますが、基本的にはPrivate Connect専用として割り充てることを推奨しています。
また回線はNTTから貸与されるため、その責任分界点は下記の通りとなり、当社にて安定性、速度などの保証はできないものとなります。
図のとおり、ユーザ拠点では、当社から貸与されるクラウドゲートウェイと、クラウド側の収容機器が当社の責任分界点となり、回線はNTT東日本、NTT西日本社の責任分界点となります。
接続先当社リージョン
直収できるリージョンは下記の通りです。
当社リージョン | NTT東西区域 |
---|---|
関東 | NTT東日本区域内 |
中部 | NTT西日本区域内 |
関西 | NTT西日本区域内 |
九州 | NTT西日本区域内 |
※たとえば、鹿児島件の場合、中部リージョンまではPrivate Connect(NTTフレッツ光ネクストタイプ、NI-CSHC)で接続することができます。
よくある質問
フレッツ回線を専用利用することを推奨されていますが、兼用利用する事でなにがおきるのでしょうか?
「ひかり電話」サービスと兼用利用する場合、電話が優先されることで、Private Connectのネットワークの転送速度が大幅に律速され、十分な速度が保てない事があります。実例として、ひかり電話を解約して専用化したことにより、100Mbps程度の速度が400Mbps程度まで改善したケースもあります。
また、インターネット回線と兼用で利用する場合は、IPoEを利用するプロバイダ接続とは兼用利用はできません。PPPoEを利用すれば可能です。これは、IPoEを利用する事で、NGNの閉域網アクセスができなくなるためです。
なお、転送速度はご利用のエリアや、NGN網の混み具合によって大きく差異が出るため、実例通りの速度が出るとは限りません。
L2ではなく、L3で接続したい場合はどのようにすればよいでしょうか?
High Response Private Cloud(HRPC)上にて、ソフトルータの設置をお薦めしています。利用可能なソフトルータは、OPNsense、FortiGate(UTM)などです。
回線速度や安定性はどの程度見込むことができますか?
このサービスは、回線にNTT東日本・NTT西日本社のフレッツ光のNGN網を利用しているため、当社にて保証できる部分が少なく、NGN網の空き具合に応じて速度が変動します。
平均的には回線速度300Mbpsぐらいが実測値であることが多いのですが、最終的には実際に接続をしてみないとわかりません。
また、安定性に影響するRTTはお客様拠点の当社リージョンまでの距離に応じて異なります。一例に過ぎませんが、ユーザ側拠点が東京都内である場合、当社東日本リージョンへの接続には、2〜3msec程度かかります。
タグVLAN(802.1q)は、どのように流すことが可能ですか?
タグVLANを利用する場合、その管理表が必要となります。
現時点で、当社にてダッシュボードなどの提供がされていないため、当社営業経由にて、下記の情報が記載されたリストをご提出ください。
例:
お客様拠点のVLAN番号 | VLAN名 | 受入先VLAN番号 |
---|---|---|
アンタグ | LAN0 | 4857(※1) |
2 | WAN0 | 4858(※1) |
※重複を避けるため、あえてあり得ない数字を入れてあります。この番号はご利用時に当社より採番されます。
※VLAN名はHigh Reponse Private Cloud、VMware Private Cloud、その他Storage製品などで利用されます。
※受入先VLAN番号は、Solaris SPARC Private Cloud等で利用します。
STPなどの利用は可能ですか?
STPが流れるBPDUパケットは、当社収容機器側で除去されるため、利用する事は出来ません。
1拠点に2本の回線引き込み、冗長化することはできますか?また、ループ検出等を行っておりますか?
Private Connect フレッツ光ネクストタイプの場合、1拠点に2本接続することはできません。また、LACPなどを用いた冗長も出来ません。
冗長が必要な場合はDC内接続タイプを利用し、当社営業までご相談ください。
またユーザ拠点側でのループ検出のため、当社側のスイッチからはループ検出パケットが定期的に発報されています。ユーザ拠点側でループを検出した場合、一時的に収容機器側での安全のためにポートダウンが自動的に行われます。
ループ状態の解消後、当社、お問い合わせ窓口か、担当営業までご連絡ください。
MAC Addressはどの程度利用可能なのでしょうか?
Private Connect フレッツ光ネクストタイプにて流すことができるMACアドレスは、1拠点100未満ぐらいを目安にご利用ください。