
InfiniCloud® HVとは
InfiniCloud® HVは、VMwareをはじめとする既存仮想化環境からの移行をスムーズに実現し、運用効率とコスト最適化を両立する、エンタープライズ向け国産ハイパーバイザーです。
2007年から培った仮想化技術の研究成果をもとに、Xen・KVMなどのオープンソースをベースに独自カスタマイズを施し、企業システムに必要な安定性・信頼性・柔軟性を備えたプラットフォームとして提供しています。

仮想マシンを一元管理。Proxmox VE/Vates VMSによるオーケストレーション
InfiniCloud® HVでは、オーケストレーションに Proxmox VE(KVM対応) と Vates VMS(Xen対応) を採用し、仮想マシンの管理を効率化しています。いずれも直感的なWeb UIとREST APIを備え、統一された操作性でクラスタ単位のライブマイグレーションや高可用性(HA)管理が可能です。特にProxmox VEでは、マルチマスター対応のCluster File System(pmxcfs)により、全ノード間で設定が自動同期され、管理負荷を大幅に削減します。
InfiniCloudではこれらのオーケストレーションツールを日本語サポート・円建て請求書の発行対応で提供しており、国内企業に適した運用が可能です。

VMwareから仮想マシン単位で容易に移行
InfiniCloud® HVは、既存のVMware環境からの移設を驚くほどスムーズに実現できます。
専用のインポート機能やOVF/OVA形式のエクスポート、さらにバックアップツールの活用など、複数の移行方法に対応しており、環境に合わせて最適な手法を選択可能です。
また、当社のネットワークサービスを利用すれば、L2レベルで延伸できるため、移設に伴うIPアドレス変更やシステム再設定が不要で、ダウンタイムを最小限に抑えた安全な切替を実現します。これにより、企業は運用負荷や移行コストを大幅に削減しながら、既存資産をそのまま次世代の仮想化基盤へと移行できます。
VMware環境からの移設方法

.01
安定性と堅牢な実績
InfiniCloud® HVは2007年からクラウドサービスを提供してきた技術を元に、Xen/KVMをベースに独自のチューニングを実施。 CPUスケジューリングやNUMA対応の強化により、大規模システムにおいても長期稼働に耐える信頼性を実現しています。 エンタープライズで必要とされる高い稼働率を確保し、業務停止リスクを最小化します。

.02
データ主権(ソブリンクラウド)とセキュリティ
ユーザー自身がデータ主権を確保できるように、プロプライエタリーなソリューションに依存せず、オープンソースシステムの強みを活かし、オンプレミスからプライベートクラウドサービスまで、柔軟に「ソブリンクラウド」を展開可能。 高い隔離性を備え、VM間の干渉を徹底的に排除。さらに、ゼロトラスト思想を取り入れた設計により、機密性が重視される金融機関や公共機関においても安心して導入可能です。 国内サポート体制によって、セキュリティインシデントへの迅速な対応も可能です。

.02
コスト最適化
InfiniCloud® HVは、固定料金のわかりやすいコスト体系を採用し、Iaas、アプライアンス製品ともにホスト単位の料金体系を採用しています。 為替変動に左右されず、長期的に予算を安定させることができます。予算計画のしやすさは、経営層にとって大きなメリットです。 ライセンス費用の急騰や、円安など外部要因の影響を最小限に抑えつつ、大規模環境にも対応できるスケーラビリティを備えています。
InfiniCloud® HVを搭載したサービス・プロダクト
InfiniCloudのクラウドインフラ

「専有だからこそできる」 高度なセキュリティコントロールと運用に合わせたクラウド環境

高速低レイテンシのストレージから大容量ストレージまで。エンタープライズ向けストレージ

インシデント時にしっかりと動く、高速で安定したコネクティビティを提供。