DimensionPlusの特徴
DimensionPlusの特徴
DimensionPlusの特徴:全ブロック図
本図は、DimensionPlusのブロック図です。
DimensionPlusの特徴:Host Server
仮想サーバーを駆動させるHost Serverは、USBメモリ(あるいはDVDROM)で起動をし、固有のディスクを持ちません。そのため、Host ServerはディスクレスでRAIDコントローラーがいらず、CPUパワーとメモリ容量さえあれば快適に動作します。
DimensionPlusのUSBメモリはROMとして動作をし、Global Zone(親OS)がブートをすると、rootファイルシステムはRAMDISKで動作します。そのため、下記の特徴を持ちます。
- 収容サーバーOS上のファイルアクセスのロスタイムがきわめて少ない。
- FlashROM(USBメモリ)がROMとして動作するため、壊れにくい。
- ホストの構成情報を別サーバー上に格納するため、ハードウェアの設置後、USBメモリを差し込むだけでインストールが完了する。
- ハードウェア破損時も、新品に置き換えて、USBメモリをさし替えてマネージメントサーバーにマイグレーション設定をするだけですむ。
DimensionPlusの特徴:StorageServer
Storage Serverは、SAN(Storage Area Network)に配置し、仮想サーバーのディスクをすべて担います。
通常、サーバー仮想化システムで利用されるSAN ストレージは、高価でプロプライエタリーなものですが、Solaris 10/OpenSolarisのZFS、iSCSIの機能を使うことで、オープンな技術基盤を利用し、安価に用意することができます。
DimensionPlusのストレージマネージャーは次の特徴を持ちます
- zfs cloneを利用し、瞬時に仮想サーバー用のディスクボリュームの準備が可能。
- iSCSIで必要なディスクを、仮想サーバーへexport。
- ソフトウェア、ミドルウェアインストール済みのテンプレートセットを複数用意することで、インストール済みの環境をすぐにデプロイ可能。
ZFS clone技術の特徴
- 書き換え部分のみディスクを利用するため、ディスクの利用効率が良い。
- Storage Server上で、共通領域がCacheされやすく、高速。
- コピーが発生しないため、仮想サーバーのボリューム作成が一瞬でできる。
DimensionPlusの特徴:Management Server
Management Serverは、DimensionPlusのHost Serverと、Storage Serverのリソースを束ね、個々の仮想サーバーをハードリソースへとアタッチする機能を持ちます。
また、Host Serverの構成情報を持ち、稼働状況を管理します。
管理ツール
- WEBUI、CLIから管理可能
Host Server管理機能
- ハードウェア情報の取得と管理
- IPアドレスの配布と管理。
- Host ServerとStorage Serverのマッピング
仮想サーバ管理機能
- プロヴィジョニング
- 仮想サーバの作成、リソース状況変更、別Host Serverへの移転。
- リソース監視
- 利用CPU、ディスク、ネットワーク等。
仮想ネットワーク管理
- VLANのアサイン。
- IPアドレスの付与等。