3つの製品から、組織に合うものを
InfiniCloud AI Seriesは、企業の情報を集約するほど賢くなるプライベートAI基盤です。
利用ニーズに合わせて、3つの製品を用意しています。
製品ごとの特長、機能、料金を紹介します。
どの製品を選べばよいか
共通のプラットフォームの上に、環境と目的に応じた3つの製品を用意しています。
| おすすめの製品 | こんな組織に |
|---|---|
| Enterprise Control | 外部LLM基盤(LMaaS)へのリクエストを利用し、プライベートAI基盤を構築したい企業。 内蔵するLLM基盤を持たないため、インストールするサーバにGPUが無い、あるいはGPU VRAM容量が小さくても動作するのが特長。 |
| Enterprise Suite | 機密情報の取り扱いに厳格な組織。サーバーの外には機密情報を一切外に出さない環境構築が可能。 Enterprise Controlの機能を全て持ち、かつ、インストールするコンピュータに搭載したGPUを効率的に使うことが可能。 |
| Community | まずは試したい方。費用をかけずに試したい開発者や小規模な組織。 有償のEnterprise Control / Enterprise Suiteとは異なり、企業向け認証やアクセス管理があまりできません。 |
InfiniCloud® AI Enterprise Control
企業データをInfiniCloud AIに集約、保持!
プライベートAI基盤とEntra IDやGoogle IdP、Active Directoryなどの認証基盤との連携や、RBAC、監査ログなど、Enterpriseに求められる様々な機能を搭載!
外部LLM基盤(LMaaS)へのリクエストを統合管理し、企業情報をオンプレミスサーバ基盤や、IaaS基盤に集約するPrivate AI。
LLMが内部で動作しないため、インストールするサーバにGPUがなくても利用可能です。
- 自社専用のAIを持ちたいが、GPUサーバーの調達には多額の費用と時間がかかり、運用できる人材もいない
- 汎用のAIサービスは社内の事情を知らず、答えが一般論にとどまる
- 全社で使うには、権限管理や監査などの統制が欠かせない
回答の生成(推論)に外部のMaaSを使うことで、費用と運用の課題を解決します。RAG、知能ドメイン、パーソナライズ、MCP連携、統制機能は InfiniCloud AI の上で動作します。GPUサーバーが不要なため、導入までの期間とコストを抑えられます。MaaSは国内外のサービスから選べ、より厳密なデータ管理が必要になれば Enterprise Suite へ移行できます。
- Web UI、API、AIエージェント、RAG、MCP連携・プラグイン
- 統制機能:SSO、権限管理、監査ログ、DLP・個人情報検出、ポリシーエンジン
- 推論:外部のMaaS
- 商用サポート
料金:個別見積
InfiniCloud® AI Enterprise Suite
データを完全に外に出さない、自社専用のAI基盤の実現が可能
Enterprise Controlの全ての機能(外部LLM基盤への連携含む)に加え、Fine Tuneにも対応した独自のLMaaS機能を標準搭載。社内データを投入する毎に賢くなるAI基盤として利用することが可能です。
GPUを持つサーバー(GPUは1台〜8台まで利用可能)にインストールをする必要があり、GPU付きIaaSなどにもインストールは可能です。
また、完全Air Gapに対応するため、社内の重要データを完全にサーバ内に閉じることが可能です。
- 機密情報や個人情報を、外部のAIサービスに一切送りたくない
- 工場内など、インターネットに接続できない環境でもAIを使いたい
- 特定の海外サービスに依存しない、自社の管理下のAIが必要
Enterprise Control のすべての機能に、自社のGPUサーバーでLLMを動かす推論基盤を加えた製品です。質問から推論、回答までを組織内で完結でき、インターネットから隔離された閉域(Air-Gap)環境での導入・更新にも対応します。MCP連携も閉域内で完結します。社内データによる追加学習で、自社の業務に特化したAIを育てることもできます。
- Enterprise Control の全機能
- 自社GPU上のLLM推論基盤(vLLM、オープンなLLMに対応)
- 閉域(Air-Gap)環境での導入・更新
- 追加学習(ファインチューニング・AutoQA)
- 1GPUの構成から導入可能
料金:GPU単位の定額(従量課金なし)
InfiniCloud® AI Community
無償で始めるAI基盤
InfiniCloud AIのほとんどの機能を利用可能。
Elastic License V2下で無償利用が可能で、様々な企業に手軽に利用していただくことができる、Community Editionです。
- 自社専用のAI基盤は、価値を確かめる前の投資負担が大きい
無償で自社のサーバーに導入でき、外部のAPIにもローカルのLLMにも接続できます。ローカルLLMを使えば、閉域(Air-Gap)環境でも運用できます。RAG、AIエージェント、MCP連携、パーソナライズなどの基本機能を備え、個人や小規模チームはそのまま使い続けられます。社内での導入が決まれば、Enterprise Control や Enterprise Suite へ移行できます。
- 基本機能:RAG、AIエージェント、MCP連携、パーソナライズ など
- 推論:外部API、またはローカルLLM
- サポート:コミュニティベース
- ライセンス:Elastic License 2.0(ELv2)
料金:無償
製品と機能の対応表
| 機能・項目 | Community Edition | Enterprise Control | Enterprise Suite |
|---|---|---|---|
| 製品概要 | 無償コミュニティ版 | 企業向けAI統合・管理基盤 | プライベートAI統合基盤 |
| 主な対象 | 個人・開発者・小規模組織 | 一般企業 | 機密性の高い情報を扱う企業・組織 |
| ライセンス | Elastic License V2 | 商用ライセンス | 商用ライセンス |
| 商用・業務利用 | ○ | ○ | ○ |
| Chat型Web UI / API | ○ | ○ | ○ |
| RAG / Agentic AI | ○ | ○ | ○ |
| 対応データフォーマット | text,markdown,word,excel,pdf,画像,音声など | ||
| AI Agent / Tool Calling | ○ | ○ | ○ |
| CodexなどCoding Agent対応 | ○ | ○ | ○ |
| MCP / Native Pluginによる拡張 | ○ | ○ | ○ |
| 外部LLM・MaaS連携 | ○ | ○ | ○ |
| 既存のローカルLLMとの接続 | ○ | ○ | ○ |
| 統合LLM推論エンジン(FineTune対応) | ○ | — | ○ |
| LoRA FineTune | ○ | — | ○ |
| GPUを用いたLLM推論基盤 | 統合提供 | — | 統合提供 |
| 企業向け認証・アクセス管理 | 基本機能のみ | ○ | ○ |
| 組織・権限管理(RBAC) | 基本機能のみ | 高度な権限管理 | 高度な権限管理 |
| 企業向けガバナンス・監査機能 | — | ○ | ○ |
| プライベートAI環境の構築 | 統合構築 | 外部推論基盤と連携 | 統合構築 |
| インターネット非接続環境での運用 | ○ | 接続先による | ○ |
| 公式アップデート・保守サポート | コミュニティベース | 商用サポート | 商用サポート |
※ Community Editionは企業内での業務利用も可能で、Source Code Availableですが、サービスとして公開することはできません。
※ Enterprise SuiteはEnterprise Controlの機能を包含しています。
※ Enterprise Control、Enterprise Suiteを使って顧客にAIサービスを提供したい事業者向けには、「Service Provider Program」を用意しています。
※ 対応する外部LLMは、OpenAI互換を基本とします。OpenAI、OpenRouter、さくらのAI Engineなどが利用可能です。また、社内に別途LLM基盤(ollamaやvLLM、llma-server、InfiniCloud AI LLM Fabricなど)を用意し、利用することも可能です。
※ 社外のLLM基盤を使う場合、LMaaS提供業者によってデータ保持ルールは異なります。LLMリクエスト毎にデータを削除するサービスの場合、重要データはInfiniCloud AIのインストールしたサーバ以外には留まらないことになりますが、データやログを保持するサービスを用いた場合は、重要な機密データが、そのLLM事業者(LMaaS)に残る可能性があります。十分にサービス概要を調べて選定してください。



