スキルを作成・追加する
InfiniCloudAIでは、標準で用意されているスキルをコピーして、独自のスキルを作成・追加できます。
スキルは、AIにどのような処理をさせるか、どのような形式で結果を出力するかを定義したものです。
作成したスキルは、知能ドメイン共通または自分専用として登録できます。配置場所によって、利用できる範囲と必要な権限が異なります。
スキルを作成する
独自のスキルを作成する場合は、標準スキルをコピーして編集する方法がおすすめです。
- 「スキルとワークフロー管理」を開きます。
- 「登録情報を開く」を選択します。
- 作成したい処理に近い標準スキルを探します。
- 作成したい用途に近い標準スキルのMDファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたMDファイルの名前を変更し、独自スキルの元ファイルとして使用します。
- MDファイルを開き、skill_id を独自の名前に変更します。
- name や description を必要に応じて変更します。
- AIに行わせたい処理に合わせて、プロンプト(指示文)を変更します。
- 作成したMDファイルを、ストレージ領域のskills/ フォルダにアップロードします。
通常は、YAML frontmatter とプロンプトが1つになった .md ファイル形式を使用します。
</> Markdown
---
skill_id: summarize-executive
name: 経営向け要約
description: 重要な内容を短く要約する
task_subtype: summarize
output:
target: file
schema:
content: {type: str, required: true}
filename: {type: str}
---
ここにAIへの指示(プロンプト)を書きます。
標準スキル
標準スキルには、次のようなものがあります。
| スキル | 用途 |
|---|---|
| decision | 多肢選択問題を作成 |
| decompose | 複数の事実を組み合わせた多段問題を作成 |
| diff-table | 複数文書の差分対応表を作成 |
| extract | 長文から忠実な抜粋を作成 |
| minutes | 会議メモや文字起こしから議事録を作成 |
| qa | 本文から質問・回答ペアを作成 |
| summarize | ファイルを要約 |
プロンプトを変更する
--- で囲まれたYAML frontmatterの後ろが、AIに渡されるプロンプトです。
例えば、標準の要約スキルを「経営判断に必要な情報を優先して要約する」スキルに変更する場合は、プロンプトを目的に合わせて変更します。
なお、現在のスキルは、プロンプトの指示に従ってschemaで定義した形式のJSON / JSONLを出力する必要があります。
スキルの配置場所
作成したMDファイルは、利用範囲に応じて以下へ配置します。
| 利用範囲 | 配置場所 |
|---|---|
| 知能ドメイン内で共通して利用 | オプション > 知能ドメイン管理 > 知識の投入 > ファイル取り込み用ストレージ >「skills」フォルダ |
| 自分のみ利用 | アカウント設定 > ユーザーストレージ領域を確認 >「skills」フォルダ |
どちらに配置する?
- チームやドメインのメンバーで共有したい → ドメインの skills/
- 自分だけで使いたい → 個人領域の skills/
標準スキルを上書きする
標準スキルと同じ skill_id を設定したスキルのMDファイルを配置すると、そのスコープで標準スキルを上書きできます。
例えば、標準の summarize を変更する場合は、以下の記載のままにします。
skill_id: summarize
標準スキルとは別のスキルとして追加する場合は、以下のように新しい識別名に変更します。
skill_id: summarize-sales
スキルをワークフローから利用する
作成したスキルは、ワークフローから呼び出して利用できます。
ワークフローの workflow.steps[].skill に、作成したスキルの skill_id を指定します。
workflow:
steps:
- id: generate
kind: llm_transform
skill: summarize-sales
スキルを作成しただけでは、チャットに新しいメニューや /command が追加されるわけではありません。
チャットから実行できる機能として追加したい場合は、スキルを組み込んだワークフローを作成してください。
登録状況を確認する
スキルのMDファイルをストレージ領域に配置したら、「スキルとワークフロー管理」を開き、作成したスキルが登録されていることを確認します。
エラーがある場合は、「登録できなかった定義」に理由が表示されます。
エラーのあるスキルは、実行メニューなどから利用できません。