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ワークフローを作成・追加する

InfiniCloudAIでは、標準で用意されているワークフローをコピーして、独自のワークフローを作成・追加できます。

ワークフローは、どこから実行するか、どのような入力を受け付けるか、どのスキルを使用するか、処理結果をどこへ保存するかなどを定義したものです。

作成したワークフローは、知能ドメイン共通または自分専用として登録できます。配置場所によって、利用できる範囲と必要な権限が異なります。

ワークフローを作成する

独自のワークフローを作成する場合は、標準ワークフローをコピーして編集する方法がおすすめです。

  1. 「スキルとワークフロー管理」を開きます。
  2. 「登録情報を開く」を選択します。
  3. 作成したい用途に近い標準ワークフローを探します。
  4. 標準ワークフローのYAMLファイルをダウンロードします。
  5. ダウンロードしたYAMLファイルの名前を変更し、独自ワークフローの元ファイルとして使用します。
  6. YAMLファイルを開き、workflow_id を独自の名前に変更します。
  7. name や description を必要に応じて変更します。
  8. 必要に応じて、メニュー名やコマンド名、入力項目、使用するスキル、出力形式などを変更します。
  9. 作成したYAMLファイルを、ストレージ領域の workflows/ フォルダにアップロードします。

標準ワークフロー

標準ワークフローには、ファイルの要約、議事録の作成、差分対応表の作成、教師データの作成など、用途に応じたものが用意されています。

利用できる標準ワークフローと、それぞれの用途については「利用できるワークフロー」を参照してください。

ワークフローの設定を変更する

ワークフローでは、主に以下の内容を設定できます。

設定項目内容必須 
kind ワークフローを指定 ○
workflow_idワークフローを識別するためのID ○
task_typeワークフローの実行方式。下記の表を参照
descriptionワークフローの説明 
doc_ref説明用Markdownファイルへの相対パス 
uiメニューや実行ダイアログの設定
input入力ファイルや入力フォルダの設定 
workflow実行するスキルや処理の順番
side_effect_levelファイルへの書き込みなど、副作用の種類
approval_policy 実行時の承認方法
 triggers 自動実行などのトリガーを設定 

実行方式(task_type)

task_type では、ワークフローで行う処理の種類を指定します。
利用できる task_type は下記の一覧を参照してください。

用途主な実行方法
paste-sft-import貼り付けた本文から、SoT教師データのdraftを作成する教師データ管理の「取り込み ▼」
correction-draft会話中の訂正内容から、SoT教師データのdraftを作成するチャット /correction-draft
file-loop-importフォルダ内の各ファイルから、SoT教師データのdraftを作成する手動実行・自動トリガー
file-loop-transformフォルダ内の各ファイルを個別に処理し、ファイルとして出力するチャット /command・提案
file-set-transformフォルダ内の複数ファイルをまとめて処理し、1つの成果物として出力するチャット /command・提案

入力ファイルを指定する

フォルダ内のファイルを処理するワークフローでは、input.source で処理対象のファイルを指定します。

input:
 source:
   type: folder
   roots: [domain_files]
   default: domain_files
   include: ["*.pdf", "*.docx", "*.txt"]
   max_files: 50
設定説明
typefolder を指定します。フォルダ内のファイルを読み込みます。
rootsファイルを読み込む場所を指定します。
domain_files、domain_import、user_suhome のいずれかを1つ以上指定します。
defaultファイルを読み込む場所の初期値を指定します。 roots に指定した場所のいずれかを指定します。
include処理対象とするファイルの拡張子を指定します。
max_files 1回の実行で処理する最大ファイル数を指定します。1~1000の範囲で指定でき、省略した場合は100ファイルです。

roots に指定できる場所

読み込み対象
domain_files 知能ドメインのファイル領域
domain_import 知能ドメインのインポート領域
user_suhome 個人のファイル領域

メニューやコマンドを変更する

チャットから実行するワークフローでは、ui.menu でメニューに表示する名称や /command を設定できます。

例えば、以下のように設定すると、チャットで /sales-summary-docx と入力して実行できます。

ui:
  menu:
    group: transform
    command: sales-summary-docx
    label: "営業資料要約 → Word"

実行時に入力項目を表示する場合は、ui.dialog.fields に設定します。

現在利用できる入力項目には、テキストを入力する textarea と、フォルダを指定する folder_picker があります。

スキルを変更する

ワークフローでは、workflow.steps[].skill に使用するスキルの skill_id を指定します。

workflow:
  steps:
    - id: generate
      kind: llm_transform
      skill: summarize-sales

独自に作成したスキルをワークフローで使用する場合は、作成したスキルの skill_id を指定します。

スキルの作成方法については、「スキルを作成・追加する」を参照してください。

スキルを変更することで、同じワークフローでもAIに行わせる処理や出力内容を変更できます。

入力・出力を変更する

input.source では、ワークフローで読み込むファイルの場所や対象ファイルを設定できます。

また、workflow.steps の output_adapter で、処理結果の保存方法を設定できます。

例えば、以下のように設定すると、処理結果をWord形式でドメインのファイル領域に保存します。

 - id: write  kind: output_adapter  adapter: file_output  adapter_params:  format: docx  dest: domain_files

出力ファイルは通常、対象となる領域の output/ フォルダに保存されます。

ワークフローの配置場所

作成したYAMLファイルは、利用範囲に応じて以下へ配置します。

配置先利用者  配置場所必要な権限
アカウントのストレージ(SUHOME)  自分のみアカウント設定 > ユーザーストレージ領域を確認 >「workflows」フォルダ
ドメインのストレージドメインに所属するメンバーオプション > 知能ドメイン管理 > 知識の投入 > ファイル取り込み用ストレージ >「workflows」フォルダ対象ドメインの「編集」権限

標準ワークフローを上書きする

標準ワークフローと同じ workflow_id を設定したYAMLファイルを配置すると、そのスコープで標準ワークフローを上書きできます。

例えば、標準の domain-folder-summarize-md を変更する場合は、以下のように設定します。

workflow_id: domain-folder-summarize-md

標準ワークフローとは別のワークフローとして追加する場合は、新しい識別名に変更します。

workflow_id: sales-summary-md

同じ識別名を使用すると標準ワークフローを上書きし、別の識別名を使用すると標準ワークフローを残したまま新しいワークフローとして追加できます。

登録状況を確認する

YAMLファイルをストレージ領域に配置したら、「スキルとワークフロー管理」を開き、作成したワークフローが登録されていることを確認します。

エラーがある場合は、「登録できなかった定義」に理由が表示されます。

エラーのあるワークフローは、実行メニューなどから利用できません。

また、ワークフローをチャットから実行できるようにする場合は、ui.menu.command などの設定が正しく登録されていることを確認してください。